帰化申請に必要な履歴書(その1)は、出生から現在までの全ての住所地、学歴・職歴(アルバイト含む)・身分関係を時系列ごとに記入していきます。
記入するコツとして、まずは住所地から時系列順に並べて記入し、後から学歴・職歴をそれに当てはめ、最後に身分関係を記入していく形です。
ここに住んでいるときはこの小学校に通ってたなとか、ここに住んでいるときは結婚・出産した等記憶をたどりながら記入していくと上手く作成できます。
その他細かな書き方のルールがありますので注意して記入するようにします。
主な注意点は下記の記載例と各項目の書き方をご参考下さい。
①氏名について
漢字またはカタカナでフルネームで記入します。アルファベットは使用できません。
氏名がアルファベットの方の場合、本国の出生証明書や両親の結婚証明書などを日本の翻訳会社で訳すと氏名がカタカナで表示されますので、その通りに記入します。
氏名が中国や台湾の簡体字・繋体字の方の場合は、日本の漢字に直して記入します。この場合も出生公証書等の本国書類を日本の翻訳会社で訳すと、氏名が日本の漢字で表示されますのでその通りに記入します。
また、通称名がある方はかっこ書きで横に記入します。
②年月日について
日本の元号で記入します。
次のように省略も可能です。
例:平成15年⇒平15
具体的な日付まで分からない場合は空欄でも構いませんが、少なくとも年と月までは記入するようにします。
③居住関係について
出生から現在まで全ての住所地を記入します。そのため、一行目は出生地から始まります。
出生証明書や出生届記載事項証明書に記載の出生地の地番を記入して下さい。
2行目以降は住所地を記入します。
外国の場合、国名、省・州名の順に記入します。
日本の場合、都道府県名から記入します。
地番は〇丁目〇番〇号とマンション名・部屋番号まで記入します。〇-〇-〇とは記入しませんのでご注意下さい。
住所の後ろに「に移転」と記入し、最後はかっこ書きで、(次に住所を移転した年月まで)と記入します。
例:中国江蘇省南京市○○に移転(平成15年3月まで)
最後の住所欄は(現在まで)と記入します。
なお、外国に住んでいた場合は出生から来日するまでの外国の住所地を記入します。
頻繁に引っ越しをして住所地を覚えていなかったり、特別永住者の方などで日本に古くから住んでおり記憶にない場合は、出入国在留管理庁から外国人登録原票を取り寄せて確認します。
外国人登録原票には2012年までの住所地が記載されていますのでそれを参考に記入します。
④学歴・職歴について
記入しなければならない経歴は、小学校入学から最後(現在)の勤務先までです。(幼稚園や保育園は記入しません。)
学校名は省略せず○○立○○○小学校入学、○○立○○○高等学校入学などと記入します。
卒業した場合は同校卒業、中退した場合は同校中退と記入します。
大学に入学されている方は大学名の後に学部も記入します。
ここで最も注意が必要な点はアルバイトの経歴も漏れなく記入することです。大学在学中などのアルバイト経歴も細かく記入する必要があります。
例:株式会社○○でアルバイト○○を担当(平成17年3月まで)
職歴については会社名の後ろに担当職種を記入し、最後に退職年月日を記入します。
なお、有限・株式の場合は省略せずに記入します。
例:株式会社○○システムズ入社情報システム部門担当(現在まで)
退職した場合は同社退職と記入します。
⑤身分関係について
記入範囲は申請人本人と配偶者、子、申請人の両親です。
出生から結婚、子の出生、離婚、事実婚、死去の日付を記入します。
例えば、申請人本人が結婚している場合は「日本人、○○と婚姻届出」と記入します。
日付は婚姻届の記載事項証明書・戸籍謄本の通りに記入します。
申請人に子供がいる場合は「長男○○誕生」「次男○○誕生」と記入します。
日付は出生届の記載事項証明書・戸籍謄本の通りに記入します。
両親が離婚している場合は「父母離婚」と記入します。
両親、配偶者、子供が死亡している場合は「父死亡、夫死亡、長男○○死亡」と記入します。
日付は死亡届の記載事項証明書・戸籍謄本の通りに記入します。
代表行政書士 白山大吾
帰化申請にあたっては、事前に入国管理局側の審査のポイントを押さえておくことが大切です。
まずは専門性の高い行政書士に相談されることをお勧めします。
当所も初回無料相談にてお客さま一人一人のご状況やご不安を丁寧に伺って、最善の方法で帰化取得できるようサポートしております。
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