アメリカ人との結婚手続

日本人とアメリカ人の国際結婚手続きについては、「日本で先に結婚手続きを行う場合」と「アメリカで先に結婚手続きを行う場合」で異なります。

アメリカ人の方が既に日本での中長期滞在ビザを持っている場合は、日本で先に国際結婚の手続きをした方がスムーズですのでお勧めします。

アメリカでは日本など国外で婚姻手続きを行った場合、アメリカ政府に「結婚証明書」を発行する義務がありません。

基本的に日本の入国管理局では外国人の方が日本で配偶者ビザを申請する際、母国で発行される「結婚証明書」の提出を求められますが、アメリカ人との国際結婚の場合この「結婚証明書」は不要とされ、代わりに日本の市区町村役場で発行される【婚姻届受理証明書】を提出することで足りるとされています。

アメリカで先に結婚手続きを取る場合、アメリカは５０州・郡ごとによって婚姻手続きの要件や方法が異なります。

州によって居住義務が存在していたり婚姻年齢が異なっていたりと様々です。

婚姻許可書(マリッジライセンス)の発行や婚姻届の受理までの間に相当の待機期間がかかる地域もあります。

そのためアメリカで先に国際結婚手続きを行う場合には、必ず事前に申請先の州・郡へ確認してから行うようにします。
 

ここからは「日本で先に結婚手続きを行う場合」と「アメリカで先に結婚手続きを行う場合」について、それぞれのパターンの手続き方法を解説いたします。

取得するには大使館へ事前の予約が必要です。

アメリカ人の方が出向いて担当官の前で署名する必要があります。

日本人の方が同行していただく義務はありません。

パスポート(原本)と手数料＄５０が必要です。

なお発行される「婚姻要件具備証明書」の有効期限は3ヶ月です。

３ヶ月以内に手順２の日本の市区町村役場への婚姻届の提出を完了するようにします。

必要書類を持参または郵送し、日本の市区町村役場で婚姻届を提出します。

日本での婚姻手続きはこれで完了です。

正式に受理されれば【婚姻届受理証明書】がもらえます。

必要書類は以下の通りです。
 

①婚姻届

②パスポート(原本)

③戸籍謄本

④婚姻要件具備証明書(日本語翻訳付き)

アメリカでの婚姻手続きは各州・郡によって様々です。

５０の州・郡ごとによって婚姻手続きの要件や方法が異なります。

アメリカで先に国際結婚手続きを行う場合には、必ず事前に申請先の州・郡へ確認してから行うようにします。

アメリカの州・郡での結婚手続き完了後、在アメリカ合衆国日本大使館に対して婚姻届出の報告を行います。

この婚姻届出は結婚手続き完了後、３ヶ月以内に提出しなければなりません。

アメリカでの婚姻手続き完了後、以下の必要書類を在アメリカ合衆国日本大使館へ持参し婚姻届出の報告行います。

これで結婚手続きは完了します。

①婚姻届出書(大使館窓口にて入手/２通)

②パスポート(原本/アメリカ人のもの)

③出生証明書(原本１通/公証付のコピー１通/アメリカ人のもので州・政府発行のもの)

④戸籍謄本(日本人のもの/２通)

⑤国籍証明書類(日本人のもの/２通)

⑥婚姻証書(CERTIFICATE OF MARRIAGE/日本語翻訳付き・翻訳者記載/各２通)

・３ヶ月の婚姻届出の期限を過ぎた場合でも、遅延理由書を添付すれば受理してもらえます。

・婚姻証書の日本語翻訳文は１部コピーでも可です。

・夫(妻)と同じ苗字の読み方の戸籍に登録を希望する場合、州・郡への婚姻届出の日から６ヶ月以内に【外国人との婚姻による氏の変更届】を在アメリカ合衆国日本大使館へ届け出ることで変更ができます。

　なお６ヶ月を過ぎると別途日本の家庭裁判所で手続きが必要になりますので、ご注意ください。

婚姻証書と日本での入籍後の戸籍謄本を持参して、入国管理局へ【配偶者ビザ】の申請を行います。

 

ビザ申請にあたっては、事前に入国管理局側の審査のポイントを押さえておくことが大切です。

まずは専門性の高い行政書士に相談されることをお勧めします。

当オフィスも初回無料相談にてお客さま一人一人のご状況やご不安を丁寧に伺って、最善の方法でビザ取得できるようサポートしております。

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