スリランカ人との結婚手続

日本人とフランス人の国際結婚手続きについては、「日本で先に結婚手続きを行う場合」と「スリランカで先に結婚手続きを行う場合」で異なります。

日本とスリランカの国際結婚は両国内で結婚手続きをしなければ婚姻の効力が発生しません。

スリランカ人の方が日本で配偶者ビザを取得して在留を希望する場合には、ビザ申請の前に必ず両国で結婚手続きを済ませておく必要があります。

日本で先に結婚手続きを行う場合、まずは駐日スリランカ大使館でスリランカ人の方の「婚姻要件具備証明書」を取得して、日本の役所で婚姻届を提出し、最後に駐日スリランカ大使館へ結婚の報告的届出をすることで日本・スリランカ両国での婚姻関係が成立するという流れになります。

婚姻手続きを終えるには１～２ヶ月程かかりますので早めのスケジュールを組んで結婚手続きを進めていくことが大切です。

ここからは「日本で先に結婚手続きを行う場合」と「スリランカで先に結婚手続きを行う場合」について、それぞれのパターンの手続き方法を解説いたします。

スリランカ人の方の両親に「宣誓供述書」を作成してもらい、弁護士・最高裁登録官・スリランカ外務省の認証を受けます。

駐日スリランカ大使館に以下の必要書類を持参して「婚姻要件具備証明書」を取得します。
 

①申請書(窓口にて入手)

②パスポート(日本人・スリランカ人両者のもの)

③戸籍謄本(日本人の方のもの/現地語翻訳文付き)

④婚姻要件具備証明書(日本人の方のもの/現地語翻訳文付き)

⑤出生証明書(スリランカ本国の役所で発行されたスリランカ人の方のもの)

⑥宣誓供述書(認証を受けたもの)

日本の市町村役場に「婚姻要件具備証明書」と以下の必要書類を持参または郵送して、婚姻届を提出します。

正式に受理されれば日本での結婚手続きは完了し、【婚姻届記載事項証明書】を取得できます。

①婚姻届(証人２名に署名されたもの)

②身分証明書(運転免許証など/日本人の方のもの)

③戸籍謄本

④パスポート(スリランカ人の方のもの)

⑤在留カード(スリランカ人の方のもの/所持している場合のみ)

⑥出生証明書(スリランカ人の方のもの/日本語翻訳文付き)

⑦婚姻要件具備証明書(日本語翻訳文付き)

駐日スリランカ大使館に出向いて結婚の報告申請を行います。

正式に受理されれば両国での結婚手続きは完了します。

以下の必要書類を提出します。

①申請書

②戸籍謄本(日本人の方のもの/現地語翻訳文付き)

③パスポート(スリランカ人の方のもの)

④証人２名の署名(１名はスリランカ人、もう１名はスリランカ人か日本人)

日本人の方が本籍地のある市区町村役場で戸籍謄本を取得し、日本の外務省でアポスティーユ認証を受けます。

日本の役所で発行された公的書類を外務省によって認証を受けることによって、さらにより強い公証力を持つようにすることを「アポスティーユ認証」と言います。

この認証を受けることで駐日スリランカ大使館で公的証明書類として受理され、さらに認証を受けることができます。

在スリランカ日本大使館へ以下の必要書類を持参し「姻要件具備証明書」と「出生証明書」を取得します。
 

①申請書

②パスポート(日本人の方のもの)

③戸籍謄本(日本人の方のもの/アポスティーユ認証されたもの)

④出生証明書(スリランカ人の方のもの)
 

２人でスリランカ国内の結婚予定地を管轄する登記所へ以下の必要書類を持参し婚姻の申請をします。

正式に受理されれば【婚姻証明書】を取得できます。
 

①パスポート(日本人・スリランカ人両者のもの)

②出生証明書(日本人・スリランカ人両者のもの)

③証明写真(パスポート用と同サイズのもの/日本人・スリランカ人両者のもの)

スリランカの外務省にて婚姻証明書を持参し認証を受けます。

 

在スリランカ日本大使館または日本の市区町村役場に以下の必要書類を持参し婚姻届を提出すれば両国での結婚手続きは完了です。
 

①パスポート(日本人の方のもの)

②戸籍謄本

③出生証明書(スリランカ人の方のもの/日本語翻訳文付き)

③婚姻要件具備証明書(日本語翻訳文付き)

④婚姻証明書(日本語翻訳文付き)

スリランカで発行された婚姻関係証明書と日本で入籍後の戸籍謄本を持参して、入国管理局へ【配偶者ビザ】の申請を行います。

 

ビザ申請にあたっては、事前に入国管理局側の審査のポイントを押さえておくことが大切です。

まずは専門性の高い行政書士に相談されることをお勧めします。

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